2004年09月29日

敗北から得るもの


社台グループ発行月刊誌「Thoroughbred」8月号コラム、
今月のプレゼンテーション「アスコットで描く新競馬場構想」より。

年を追うごとに高速化が進み、ついにダービーでは2分23秒台の時代が到来しました。サラブレッドの基本はスピードであり、生産者としての社台グループもまずはスピード重視した馬づくりに励んできたことは事実です。しかし、必死になってパーをセーブするゴルフにもしたたかな説得力があるように、競馬においてもタイムだけでは推し量ることができない醍醐味があることを、今回のアスコットでまざまざと知らされた気がしたのです。


傍目には降って湧いたように思えたイングランディーレの
英国アスコット遠征。

勿論春の天皇賞に勝利したからこその挑戦ではあったと
思うのですが、実際には事前から考えがあっての挑戦だったのでは?
‥と、ふとこのコラムを読んでて思いました。

近代競馬はスピードとスピードのぶつかり合いが主流であり
勿論それそのものはこれまでの競馬の歴史から見ても
サイアーラインの積み重ねという見地からしても重要な事で
あると思います。

一方でそのような真っ向・真っ直ぐなレースが必ずしも
見る側にとっていつもいつも楽しいのか?といわれれば…

日本の競馬で言えばやっぱり純粋にね‥

私は淀の3200mで凌ぎを削る天皇賞(春)や距離の限界か?とか
囁かれながらも未知の距離に対して最後の頂点を目指して
力強さを競う菊花賞なんかは見ていて非常に楽しいワケですよ。

他の条件やレースとは違った興奮とでもいいましょうか‥

ゲートを切るまでの何ともいえない高揚感とでもいいましょうか‥

何なのか上手く説明できないところもあるのですが、
例え少頭数であっても割と力関係がハッキリしていても…
(まぁ淀贔屓というのもあるかもしれませんが‥わーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)

そのようなコースでは馬の底力とともに、どこで抑え、どこで追い放つか、微妙なスピード調整が重要になります。壮大な自然と繊細なかけひき、このコントラストがレースに圧倒的な迫力を添えているのです。


コントラスト…

私が淀の長距離線を見ていて他とは違った高揚感や興奮を覚えるのも
これらのレースが似たようなコントラストを持っているからではないかと。

勿論、スケールからして全然同列には扱うことはできないですけれども
言わんとしていることの一端くらいはこのコトバで少しは上手く
説明できるのではないかと。

 ところで、いまの北海道の競馬関係者を中心に、ひとつの話題が盛りあがりつつあります。札幌の中心地から南東へ車で20分ほどの豊平区の一角に、新しい競馬場を建設しようという計画です。

せっかく新しい競馬場をつくるなら、いままでの日本にはないまったく新しいタイプの競馬場にしてほしいと思います。では、新しさとはどういうことでしょうか。その具体的な部分を考えるときに、思い浮かぶのが先に申しあげたアスコットの風景です。地形そのままのアンジュレーションを取り入れ、直線は長く、カーブの緩い広大なトラックを丘のスタンドから一望のもとに見下ろす、そんな自然に溶け込んだ美しさを再現するだけの地理的条件を候補地は備えているのです。


私は札幌の地形に疎いのでどういった立地なのか具体的な
想像は全然浮かばないのですが、
もしそんな競馬場ができたらとイメージするだけでかなり
ワクワクした気分にさせられますひらめき

そんなレパーズタウンやアスコットのような競馬場が日本にもできれば、タフなコースを苦にしない個性的な馬が集まり、番組のバリエーションが広がります。そして、ここでしか堪能できないレース展開や風景を求めて人も集うことになるでしょう。街中の競馬場の近代的なスタンドもいいものですが、一面のパノラマや大自然の風というのも本来は競馬の楽しみを彩るものであったはずです。


日本では立地条件や都心部との連結を考えるとなかなか思う
ようには行かず難しい部分もあるのではないかと思いますし、
また仮にそれが実現できたとしても全く思っている通りに
なるかどうかは実際やってみなければわからない部分も多い
とも思いますが、非常に魅力的な構想ではあると思いますし
又、札幌の地ならば条件的にも申し分ないのでは?とも思います。

今回のアスコット訪問は、私たちがどこかで忘れかけていた何かを思い起こさせてくれました。原点の回顧から、もうひとつのファンサービスのあり方、観光資源とのリンクによる興行性の構築など、新たな発見と可能性が広がることがあります。新競馬場構想、まだまだ計画の入口にも達していない段階ですが、皆様からのご意見もいただきながら、実現に向けた世論をぜひとも盛りあげていきたいところです。


現在、この新競馬場構想がどの程度まで突っ込んで
議論されているのか定かではないですが是非とも
実現に向けて盛り上がって欲しいという願いも込めて
ちょっとここで紹介してみました。(引用多めですがあせあせ(飛び散る汗)

実際に北の地に住んでいる人は立地的な点や感覚的な点も
加味してどのように印象を持ったのか聞いてみたいところではありますが‥

個人的にはそんな他とは違った切り口の自然に包まれたような
競馬場が札幌にできるならば飛行機飛行機で2時間とかですし
びゅーん〜…って行っちゃいたくなるんですけれどもねー(長音記号2)ぴかぴか(新しい)
posted by esprit at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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