2004年08月05日

オピニオンリーダー


社台グループ発行月刊誌「Thoroughbred」4月号コラム、
吉田照哉氏の今月のプレゼンテーションより。

農水相の諮問機関である「我が国の競馬のあり方に係る有識者懇談会」の最終報告書を入手しました。何度もじっくりと繰り返し読んだのですが、全体として釈然としない印象のほうが強く残ったというのが正直なところです。


先日の報道ステーションの高知競馬の衰退を見て
急にこのコラムを思い出しました。

この報告書には、地方自治体はかつて自らの財政確保のために競馬開催を選択したのだから、その改善も「自らの責任で行うべき」という意味の記述があり、それに加えて各自治体の「独立採算」や「自助努力」、そして「最後の機会」といった突き放すような言葉が並んでいます。これを読んだある生産界のオピニオンリーダー的な人が「金のタマゴを産まなくなったガチョウは見捨ててしまえということか……」と憤懣やるかたないといった表情を浮かべていたのが印象的でした。


TVを見た人ならなるほどと頷く部分があるのでは
ないかと思いますが、まさにそういう状況に置かれて
何とかしがみつきながら藻がいているホースメンの姿が
そこにはありました。

ハルウララで一見華やかな高知競馬とはウラハラな一面…

ひるがえって、地方競馬はどのように位置づけされるものでしょうか。中央で力を発揮できなかった馬がもう一度チャンスを与えられる舞台として、あるいは血統面や体質面で見劣っていた馬が這い上がってくる道程として、地方競馬はなくてはならない受け皿です。これは騎手にもあてはまることで、そんな壮大なピラミッド構図が日本の競馬のレベルを支えてきたことは、この欄でも再三申しあげてきました。地方競馬を切り捨てることは企業のリストラとはまったく性格を異にするものであり、本来は中央とともに同じ競馬産業の本業部門として包括的にその復権が検討されるべきなのです。


これを読んで私は今巷を賑わせてるプロ野球のいざこざ、
それを取り巻く人間模様、トップたちの横暴な言動…
「あぁ…全然(人としての)テンションが違うな」と思いました。
…というより、そういう印象を深く刻み込まれたのです。

「Thoroughbred」というのは毎月届く月刊誌で
社台の会報のようなものなのですが、
1ページ目を開いたところの最初に書かれているのが
吉田照哉さんのこのコラムで密かにここを読むのが
毎回私の楽しみの1つだったりします。

言うまでもなく社台グループは日本の馬産業の
中心的な存在にして、照屋さんはいわばそこのドン。
社台1人勝ち、とか、社台大儲け…みたいな雑音が時折
聞こえてきたりもしますが、それはそれ、これはこれ。

一人の企業家としても馬産業の中心としても常に
しっかりと日本の馬産界の将来を見据えた考え方は
非常に大胆にして繊細であると思います。

世界に通用する強い馬作り…又、個人的には良い資質を
兼ね備えたコストパフォーマンスの高いクラブ馬の提供サーチ(調べる)
それは勿論のコトなのですが、

それだけじゃなく(あなたがまさに)オピニオンリーダー
としての日本の馬産界への忌憚のない鋭い斬り込み…

私はこんな隅っこで細々と取り上げることくらいしか
できないんですケドあせあせ(飛び散る汗)

期待してマスョ!旦那!わーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)
posted by esprit at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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